前回は、輸出企業や為替取引における円安のメリットについて紹介しましたが、今回は輸入企業や為替取引における円安のデメリットについて紹介していきますね。
輸出企業や為替取引のメリットを紹介した通り、輸出業者は“円安で儲かる”ので、その逆の立場の輸入業者は利益が減少してしまうというデメリットがあります。
円安になることによって仕入れ値が上がるわけですから、そうなると日本での販売価格も当然高くせざる負えません。
販売価格が上がれば、消費者は当然買い控えます。するとその輸入業者は今まで売れていた商品が売れなくなるので、売上が下がってしまいます。仕方ないとはいえ、嫌な流れですよね。
他のデメリットとして、「円安だから」と海外資産をいい条件で円に換金することができます。それが一見いいことのようにも思えるのですが、ドル資産を売却して円に両替するという動きが活発してしまうと、恐ろしいのがインフレ化。
インフレ化とはモノの値段が上がり続けること。
今までならワンコインで楽しめていた豪華なランチが、1500円程になったら・・・とてもじゃないけど毎日食べにいけません。(どこかいいワンコインランチのできる場所知りませんか?(笑))
お給料の手取りが30万円だとして、もしその30万の価値がたった10分の1になってしまったら・・・買いたいものが何ひとつ変えず、すべて生活費に消えていく毎日に・・・ものすごく恐ろしい世の中ですよね。
こういった方法で市場にお金が沢山流れるようになってしまうと、お金の価値がどんどん下がってくるということなのです。
また他にもあるのですが、今となっては落ち着きましたが、一時のように、原油の仕入れ値までも上昇してしまうデメリットがあります。原油の仕入れ値が上昇すると、ガソリンや灯油の価格はもちろんのこと、ガスや電気といった日常におけるライフライン全体の価格も上昇することにつながるのです。



